季節の山野草花木

    5月から6月に開花
                   

                      4月に続いて、


庭で咲く花木から紹介します。

  

5月初め、「ハナミズキ」の紅白が玄関前で咲き揃い、
6月にかけて、自宅東の壁面にはツルバラの「ブルームーン」の大輪がそよ風に揺れています。
低木では、東庭を中心に各種ツツジや石楠花が色を競い、
菜園の脇で下向きに咲く「オオヤマレンゲ」の清楚で優美な花姿には惹かれます。


 



ハナミズキ
(花水木)〜北米原産の落葉小高木で、花弁に見えるのは苞です。
東京から贈った桜の返礼として、1915年にワシントンから贈られて
きたのが日本での植栽の始まりです。 ヤマボウシの近縁種です。




庭のツツジの仲間〜年数を経た古木と、鉢植えを移植した若木があり、
低木として初夏の庭を彩ります。以前からあった種は名称不明です。
 
左は5月中旬の庭、
右はドウダンツツジで以前より庭植えされていました。
 
左が紅更紗ドウダン、右は柳葉ドウダンです。
苗木を鉢で育ててから庭に移植しました。
 
白・絞り・紅と咲き分ける品種です。
 
白花2種、超満開の右は直射を浴びてすぐ茶変します。
左は紅花系の2種で、
右は庭で一番丈が高く目立ちます。
 
鉢から庭への小型種 鳥が運んだ種?自然実生 花季が遅く5月下旬、アゲハチョウが盛んに吸球蜜
 
黄レンゲツツジ樺レンゲツツジ、レンゲツツジの園芸種で「黄帝」という品種 6月に咲くサツキ
 
左は池の岩組みで咲くサツキの「大盃」、
下はシャクナゲの「ドック」です。
右はシャクナゲの「太陽」で、小さな苗木を鉢で育て、
庭で年々樹高を増して存在感を高めています。
 


ヤマボウシ(山法師)〜ミズキ科の落葉小高木で、花弁に見えるのは4枚の苞片です。
基本種は白花ですが、紅花の2種を庭植えしています。
1株で白花と紅花が咲く「源平」という品種は、まだ小木で鉢で育てています。
 
サトミ」は、花弁も葉も丸くふっくらした感じです。
 
紅富士」は、花弁と葉形が細長く、花着き良く、樹冠を覆うように咲きます。
 
源平」という品種です。
咲き始めは白花で、
次第に紅花に変化します。


オオヤマレンゲ(大山蓮華)〜関東以西に分布するモクレン科の落葉低木です。
芳香のある半球状の花を下向きに咲かせ、優雅な趣です。
幹枝が充実してくると花弁数が増え八重咲きにもなります。
 
 


ナツツバキ(夏椿)〜5枚の白弁花は朝開き、夕方には落下する1日花です。
下段は、「夜明け前」という品種で、花弁に頬紅状に紅色が入ります。
 
 



アジサイ(紫陽花)〜球状の花を着ける西洋アジサイ2種と、ガクアジサイ4種です。
 
左は白花で、後に紅が入りますが、強い日射しで痛み易い。
右は青花でしたが、新しく作ったばかりのブロック塀脇に移植したら、
桃色花に変わり、花色が濁った状態です。
 
ガクアジサイの青と赤紫の2種です。

 
挿し木した少し小型の
青花ガクアジサイです。
墨田の花火」は装飾花が八重咲きで、
長い柄が散る花火に
見立てられました。

庭植えのヤマアジサイ(山紫陽花)〜ユキノシタ科で内陸の山林に自生します。
小型で、葉に光沢が無く、中心に両性花、周りに装飾花が
 
左の「黒姫」は、葉・茎・花ともに黒味を帯びています。

右は「深山八重紫」で、装飾花が八重の濃い青紫色。
 
クレナイ(紅)」は白花で咲き始め、鮮やかな紅色に変身します。
 
清澄沢」は白弁に淡紅の覆輪が入ります。
花後、反転した装飾花弁は紅色です。
甘茶」は、魚沼の実家から株分けしたもので、甘さを思い出します。



次は鉢植えの花木です。

バラ(薔薇)〜園芸品種は最近始めたので、ツルバラのブルームーン以外はまだ鉢植えです。
 
ブルームーン コンパッション ダブルデライト パパメイアン
 
ブルームーンと
コンパッションは
ツルバラで、他の5種は
四季咲きのHT種です。
サマーレディ 挿し木した苗で、品種不明の2種
 
左はミニバラの「桜貝」、
下はモッコウバラの黄花で、一重と八重です。
右は散歩途中でいただいた枝を挿し木したもので
品種不明ですが、ミニでツル性です。
 
           小鉢植えのミニバラ3種  と  右端は「テリハノイバラ」の濃色花です。
 


ボタン(牡丹)〜百花の王とも呼ばれる中国原産の落葉低木です。 園芸品種がたくさんあります。
 
白 神 島大臣 鎌田藤 朝日港
 
左2枚が「ハイヌーン
右は「黄冠」、
右端が「花遊」です。
 
左端は「玉芙蓉」、
次が「花競」、
右2枚は「島錦」で、株に力が無いと白斑が入らない年もあります。
 
左が「村松桜」です。
 


鉢植えツツジの仲間〜ドウダン系、ミヤマキリシマ系のツツジとサツキです。
ドウダンツツジの口紅錦と岩しだれは樹高が高くなり鉢も大きくしますが、他は小鉢植えです。
ミヤマキリシマは霧島などの九州火山帯に分布し、這性で小さく育ちます。
 
箱根紫つりがねツツジ ドウダン 口紅錦
 
ドウダン 岩しだれ ミヤマキリシマ 藤 懸 紅小町
 
彩の松阪 白 妙 ミヤマキリシマの交配種 満 月
 
さつき 緋梅 さつき 鹿山 名称不明 挿し木
 
鉢植えのシャクナゲ3種です。
左はサフロンクイーン、下がウイリアムキング
という黄花種です。
右2枚は日本原産のヤクシマシャクナゲで、
蕾はピンクですが開くと純白になります。
 
左は「プレジデント・ルズベルト」です。
 


鉢植えの西洋アジサイ〜北アメリカ原産の2種です。 
左が柏葉アジサイで、八重咲きのスノーフレーク。 右のアナベルは白からグリーンに変わります。
 
 
鉢植えのヤマアジサイ 4種は小型なので鉢植えで楽しみます。
 
羽衣の舞 伊予の薄墨 装飾花の色変化、反転姿も渋く。
白 妙 七段花
 


その他の鉢植え花木です。
 
左は「西別コケモモ」と「チングルマ」、右は白花の「ヒメシャクナゲ」です。
ともに高山・高地性の矮性樹木です。
コケモモは毎年花だけで実を着けたことはありません。
 
白山吹 西洋イワナンテン コデマリの「スノーマウンド」
 
左が矮性種の「クチナシ」、
右は「ツキヌキニンドウ」で、花後に赤い実を着けます。
  
左はヤブデマりで、
ピンクビューティ」と
いう品種です。
花色が白からピンクへ
と変わっていき、花後に
赤い実もつきます。
  
ヤシャビシャク

 
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庭の草花
 
 
アジュガ 2種 エヒメアヤメ
 
左2枚はヒューケラ
右2枚が姫シャガです。
 
左はシャガ、下は勝手に生えた鳴子ユリ
右は鉢植えの一部を庭植えにした白雪げし姫ワタスゲ
 
八重咲きイチリンソウ (洋種) 除虫菊 2種
 
ワスレナグサ(勿忘草)の青・白・桃色の3種。
右端は散歩途中で採取した種を蒔いたもので
品種名不明です。
 
ミヤコワスレ(都忘れ)〜
左から「白鳥」、「浜乙女」、「青空」、「江戸紫」です。
 

 
魁 アヤメ ニッコウキスゲ
 

高地性のミヤマオダマキも、庭に順応して増殖します。 3枚目はヤマオダマキです。
4枚目以降は西洋オダマキで、散歩中にいただいた種を蒔いたものです。
  
 

 


シバザクラ(芝桜)各種〜
ダニエルクッション モンブラン ブルーアイ 多摩の流れ
 
スカーレットフレーム コーラルアイ 品種不明


 
左は紅チガヤ
右は虫取りナデシコ
 
一重のシャスターデージーと 八重咲きの「コブハム・ゴールド」です。 昼咲き月見草
 
ギンパイソウ(銀杯草) コバンソウ(小判草)
 
左2枚はスイセンノウ(酔仙翁)の紅花と白花です。
3枚目はブロック塀の通気口から進入して根付いたユキノシタ(雪ノ下)。
右端はユウゼンギク(友禅菊)です。
 

 
各種ナデシコ、散歩途中でいただいた種を
鉢に蒔いて育てて、庭植えしました。
右下2枚は、宿根カスミソウの桃色と白の
八重咲きです。
 
 
 
アスチルベ4種
 
キョウカノコ(京鹿の子)
ホタルブクロ
白花二重咲きです。
 
左2枚が紅花二重咲き。
右は一重で紅花の
あけぼの」と、青花種。
 

 
左は斑入りの
ノハナショウブ
(野花菖蒲)と、以前より庭に在った
不明種。
右は「晴れ間の響き」。
 
ハナショウブ(花菖蒲)は池周りに植えました。
左が「舞妓」、右は「舞扇」という品種です。
品種が多くあるので他は鉢植えにしています。



鉢植えの草花
 

日本桜草
 
白 鷹 明 烏 無礼講 赤蜻蛉
 
北斗星 桜 川 絞り竜田 (きぬた)
 
松の雪 大朝日 遥台の夢 南京小桜
 
墨染川 竜田の夕



ヤマシャクヤク
(山芍薬) 3種
 
白花ヤマシャクヤクの花と実、
採り蒔きした翌年4月の発芽と翌々年4月の実生苗
の生長です。開花にはもう2年ほどかかります。
 
紅花ヤマシャクヤク〜芽出しも開花も少し遅く、花も小ぶりで可憐な感じです。

 
黄花ヤマシャクヤク
〜極淡い黄色(クリーム色)です。

 


クリンソウ(九輪草)
白・黄・紅の3色です。
 

中国原産の「白雪げし」と
ヨーロッパ原産の「細葉シャクヤク」です。
 

斑入りのカキツバタ

 

白花ヒメシャガ




クジャクサボテン

基本種の紅紫種と、黄花種の「チバ・ラブリードーン」、
右2枚は「ツタンカーメン」です。
 

桜 姫

藤 娘

 

 
テンナンショウの仲間〜
次3枚が「ユキモチソウ」()です。
右端は洋種で小型の「ニオイハンゲ」で、花に甘い香りがあり、
花が無くとも観葉出来ます
 
ムサシアブミ

ヒメウラシマソウ

 


クレマティス

上段は春一季咲きの2種で、左が「満州黄」、右は「モンタナ」、
中段は「テッセン」、 下段は「白万重」です。
 
 



鉢植えの花菖蒲5種です。
下左は「紅葉の舞」、右は「白燈
 

金冠

五月晴れ
 
左は「爪紅」という品種ですが、紅が出てくれません。



スカシユリ(透かし百合)〜
黄色花桃色花、右2枚がロリーポップという品種です。
 
左が「トロピックダイアモンド
右3枚が佐渡産交配種の「佐渡紅」と「おけさすかし
 
 


高山性植物
 コマクサ()など高地では7〜8月に咲く花も平地では5月に開花する。
 
コマクサ夕映え 白花コマクサ 四季咲きコマクサ 光岳キリンソウ
 
左、高砂カラマツ
中、台湾梅花カラマツ
右、錦カラマツソウです。
姫セキショウ
 
 

下、白花千島ギキョウ
右、ミヤマクワガタ

下、白馬アサヅキ
右、ミヤマ大根草
 
エゾボゼンタチバナ アッツザクラ 2種
 

左は白花のタカネナデシコ
右は洋種で、紅花キンバイアケボノフウロソウです。



その他の山野草など
 

ホタルブクロ 3種
 
黄花二重咲き あけぼの 白 馬
 

川原ナデシコ 3種
白花紅花絞り咲きです。
 
 
各色混合の「美女ナデシコ」2枚と、
初めは白花で、徐々に赤く色移りする「初恋」。
右端は、花弁が超長い「伊勢ナデシコ」です。
 
野生ユリの「姫小百合」と「尾長カンアオイ」です。
 
風鈴大根草(左)と
姫ヤツシロソウ(右)
 
  
ヘメロカリス 2種 カヤツリグサ チャイブ

 
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ラン科植物


 

右は鉢植えの「雲南小白笈」で、
黄花白花の2種です。
 
下はシラン(紫蘭)4種です。
斑入りシラン(花色は基本種の紅紫色)
白花種、青花シラン2枚、口紅シラン2枚です。
 
 

 


トキソウサワラン〜湿地の自生する小型ランです。 我が家では生きたミズゴケで植え込み、
トキソウは細い地下茎で、サワランは球根で増殖します。
 
トキソウのの基本種と
白花種です。
 

サワランの基本種と白花種です。



セッコク〜樹木などに着生するランです。ミズゴケ植えで、冬は無加温の納屋で休眠させています。
下左2枚はコルク材に着生させモミジの樹に取り付け快調です。
銀 竜 南京丸 不 明
  
上下とも斑入り葉の白花品種です。
下左が「日月」、2,3枚目はラベルを失って名称不明、
右端の「姫の舞」は、普通葉で、咲き始めは淡桃ですが白色に変わります。
  

次は紅花品種です。
下右の「紅牡丹」と「美鈴」は、花形が変形花でもあります。
万里紅 日 光 不 明 円 月
 
黄天紅x紅化粧 天竜紅x雷山 紅牡丹 美 鈴
 
次は黄花種と一点花などです。 下右端はセッコクとは違う着生ランでナゴランです。
黄石公 黄の白糸 黄 丸 黄弁一点花
 
天紫紅


大紫宝南風


ナゴ(名護)ラン

 


ウチョウランの仲間〜いずれも小型で可憐な野生ランです。
 

イワチドリ
(岩千鳥)の基本種と園芸品種3種です。
 
 

左がコアニチドリ、 
右がコアニチドリとイワチドリの人工交配種で、エノモトチドリです。
 

アワチドリ

 
左2枚が「クロカミラン」、
みぎは「クロシオチドリ」です。
 

左2枚は「スズチドリ」、
右2枚は「サツマチドリ」です。
 
サツマチドリのアップと、
右はサツマチドリの「夕陽」という品種です。
サツマチドリの「星の砂」という品種です。
 


i以下は各種ウチョウランです。
 
ウチョウラン 六甲ウチョウラン 石鎚ウチョウラン 谷川ウチョウラン
 
左2枚は純白ウチョウラン
3枚目が白紫点花
4枚目は大輪ウチョウラン
 

以下は近年の品種改良で市場に出るようになった
紅一点花 紅一点大輪花 ウチョウラン「虹仁王 大型のウチョウランです。
 
 
以下はウチョウランの人工交配種「夢チドリ」です。
 

 

                                               2006.07.25. 画像更新


                                                2013.04.05. 全面更新

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